ご依頼品。
この「鉄人28号」は我が郷土、神戸が生んだ偉大なる漫画家横山光輝氏原作の巨大ロボットマンガの元祖(1956年発刊)である事はご周知の事と思います。
今回の鉄人は、アニメ版とは違い超リアル版で全高34㎝・横幅23㎝・奥行き15㎝・総重量2kg超えのビッグスケールです。
クライアント様のご希望は、原作における太平洋戦争時の大日本帝国陸軍の秘密兵器と言う事を踏まえ、経年劣化の風貌でとにかくカッコよくと言うことなので、手の込んだ塗装並びに旧漢字のデカールを使用しスペシャルな作品に仕上がるよう頑張りたいと思います。
まずは、第1洗浄をし剥離剤を落としよく乾燥させます。


各パーツの合せ目・気泡・バリ等をチェック後、240~600番ペーパーで各パーツをサンディングし第2洗浄で削りカス・剥離剤の完全除去をしておきます。
まず胴体中央パーツより取り掛かります。
パーツに結構な歪みが生じており、まずは歪み修正を行い軸打ち後、接着しておきます。
そして、隙間・造形修正箇所にエポパテを盛り付けて置きます。


背中のジェット噴射機を軸打ち後、組み立て接着をし気泡・隙間をエポパテで埋めておきます。
又、両手の気泡部分を光硬化パテで埋めておきます。


パテ類が硬化後、240~600番ペーパーでサンディングし整形しておきます。
次に、胴体部分と足をきっちり自立出来るように入念にポージングバランスを考え各パーツ軸打ち後、組み立て接着します。
その際、必ずきっちりと水平バランスを保つため水平な台の上(*私はいつも厚みのあるガラス製の台を使用します)で作業を行います。


次にヘッド・腕のパーツを軸打ち後、組み立て接着します。
塗装工程の関係上、各パーツの処理は写真のように分けて置きます。


全てのパーツの塗装前処理が終わりましたので、最終バランスチェック・仮組みを行います。






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