経年劣化によるへたれ防止の為、下半身にレジンを注入します。
石膏を注入される方もいらっしゃいますが、石膏はソフビには付着せず衝撃にも非常に弱いのでその弱点を補えるレジンを使用します。
まずは、上半身も安定するよう人間で言う骨にあたる芯材を加工します。
今回は、プラ角棒5㎜を使用し足首から首の部分までの長さにカットし関節を折り曲げて行きます。


レジンを注入する前に、足首を接着し隙間をパテ埋めしておきます。
乾燥後、芯材を入れレジンをベルト上部まで注入します。


上半身を接着し、ベルトバックルを仮止めして上半身と下半身の隙間及びバックル隙間をパテ埋めします。
硬化後、バックルは外しておきます。




再度、仮組みをし水平バランス及び垂直バランスをチェックします。
今回は足首の位置を調整しバランスを整えます。




バランスチェックが終わりましたら、足裏にネジ穴を空けます。
今回は、片足2箇所ずつ空けステンレス製トラスタッピング3㎜✕10㎜の物を使用します。


今回使用する、アクリル製台座に本体位置決めをしマーキングをしておきます。


目の加工に入ります。
目をはめ込むだけでは裏の空洞が透けて見えてしまうので、目の裏にプラ板を加工した物を貼り合わせます。
まずは、目をソフビ専用カラーのVカラーのクリアーで下地塗装し上からクリアーイエローを塗装します。
乾燥後、裏面からクリアーオレンジをラインに沿って塗装します。
目裏のプラ板を、イエローで塗装します。




プラ板に目を接着し仮組みをしてチェックします。
この段階では隙間等ないかのチェックで構いません。
チェックが終わりましたら、目を外しておきます。




ヘッドフードは何度も調整を繰り返しピッタリとヘッドに合うように加工しておきます。
台座にマーキングしたネジ穴を空け1000番のペーパーで足付けをしておきます。
これで塗装前作業は終了です。


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