台座に配線・スイッチ加工を施します。
スイッチは、トグルスイッチ使用でレトロな感じを出します。
目の光の透過率・点灯時の雰囲気を再考し、目の塗装を縁はゴールドをほんの少し残しクリアーイエローで再塗装します。
始動前の静かな佇まいの目の雰囲気と始動時のイエローに光るメリハリがこれで表現出来たと思います。
各パーツを組み立て・接着し終了です。
全てのマスキングを剥がし(目以外)、ヘッドパーツを接着します。
デカールを貼ります。
今回も今では絶版の旧漢字筆記体文字を使用します。
全体にクリアーを塗装します。
今回は、所々綺麗めに斑紋を出すため加減をしながら何重にも様子を見ながら塗装します。
このクリアーにより鉄粉がより浮き上がり金属感が増します。
よく乾燥後、目のマスキングを剥がし縁をゴールド、中央をブラックで塗装します。
これで塗装は全て終了です。
黒鉄色を残す所にマスキングをしておきます。
本物の鉄粉が含まれたアイアンシルバーを塗装します。
又、ジェット噴射機にこれも本物の銅が含まれたカッパーブロンズを塗装します。
マスキングをし、ベルト・腕・拳アーマーにオレンジ系ゴールドを塗装します。
下地塗装を施します。
ライトグレーサーフェイサーを全体に塗装します。
乾燥後、本塗装に入ります。
ライトガンメタ(黒鉄色)+ウイノーブラックで全体を塗装します。
ヘッドからの配線をボディーに通し、ボディー本体に軸打ちをし接着します。
隙間・キズ等をパテ埋めしておきます。
各パーツの隙間・気泡等にパテ埋めし、一部接着しておきます。
アクリル製の台座に、本体固定ネジ穴・配線通し穴・スイッチ穴を空け400~800番ペーパーでサンディングしておきます。
各パーツ軸打ち後、240~600番ペーパーでサンディングし足下まで配線を通し仮組みします。
その際、ボディーと下半身・腕・指をバランスを見ながら接着しておきます。
全パーツ240~600番ペーパーでサンディング後、第2洗浄をし削りカス・剥離剤を完全除去します。
透明レジンで複製した目パーツをコンパウンドでサンディング後、眼球部分をマスキングします。
ヘッドパーツに複製パーツを接着し隙間をパテで埋めます。
サンディング後、スジ彫りを彫り直し仮サフを吹いておきます。
LED加工に入ります。
今回は、5mm電球色(電球色の中でも今回はイエロー色の強いものを使用します)を2個使用します。
ヘッド面積を考え、LEDの長さを調整しハンダ付けします。
加工後、目のマスキングを剥がし配線をヘッドパーツに通します。
照射角度を考え位置決め後ゴム製ボンドで固定します。(勿論、LEDを電極に接続し実際に光らせながらの作業となります)
ご依頼品。
今回の海ねずみ製 鉄人28号は、2016年再販キットで以前制作した鉄人(*初期販売物)とはパーツ数が違います。
クライアント様の最初のご希望は、以前制作した「経年劣化ver.]を見て頂き同じものを制作してほしいとのご希望でしたが色々打ち合わせした結果、今回は「完成直Ver.」で更に目が光る「電飾改造」を施した仕様に決定致しました。
「完成直Ver.」とは、鉄人が本当に存在し太平洋戦争時の日本帝国陸軍より受注を受けた敷島博士が制作ブレーンと共にやっとの思いで完成させた、いわゆる「新品」状態の鉄人の事を今回そお名付けました。
又、今回始動時に目が光る事を想定し(*実際、映画実写版・TVコマーシャルCG版共に目は光っている)台座のスイッチによるON/OFF操作が出来るように改造します。
まずは、全パーツの第1洗浄をし剥離剤の除去を行います。
よくすすぎ後、完全乾燥させます。
まずは、ヘッドパーツをバイザー部分が被さる箇所にマーキングし、鶏冠部分を残しながら上部を写真のように切断します。
次に、眼球周辺の部分を残しつつ写真のように切断します。
最後に残った側面部分内側をリューターで削ります。
切断した眼球周辺パーツを整形し直し、400~1000番のペーパーでサンディングします。
サンディング後、このパーツを透明レジンに複製するためシリコンで型取りしておきます。