艶感塗装に入ります。
ベルト部分をマスキングし、ボディー・腕・手・バックルを半艶クリアーで塗装します。
ヘッドは目を接着後クリアーで塗装します。
経年劣化によるへたれ防止の為、下半身にレジンを注入します。
石膏を注入される方もいらっしゃいますが、石膏はソフビには付着せず衝撃にも非常に弱いのでその弱点を補えるレジンを使用します。
まずは、上半身も安定するよう人間で言う骨にあたる芯材を加工します。
今回は、プラ角棒5㎜を使用し足首から首の部分までの長さにカットし関節を折り曲げて行きます。
ご依頼品。
この「人造人間キカイダー」は、1972~1973年にかけて全43話放映された特撮物の大傑作作品です。
劇中登場する「ハカイダー」も素晴らしい悪のキャラクターでした。
当時、何と土曜の20:00スタートと言う時間帯も今では考えられないものでした。
今回の作品は、完成時約40㎝のビッグスケールで原型も多分キカイダー物の中でも最高ランクに位置するものと思います。
今では、廃盤となり再販を切に願う作品の一つです。
クライアント様からほぼお任せと言う事ですので、頑張りたいと思います。
(*この作品は、劇中と同じく電飾仕様にすると更に素晴らしい出来になりますが、今回は電飾無しでのご希望です)
まずは、洗浄及び原型復元作業を行います。