完成写真をお楽しみ下さい。
今回、スペシャルで他のクライアント様の「アントラー」との写真を掲載しておきます。
台座のマスキングを剥がし、600~800番のペーパーで足付けをします。
まずは、サーフェイサー1000で下地塗装をし、上よりウイノーブラックで塗装後艶消しクリアーを塗装します。
最終段階、仕上げ・ディテール塗装に入ります。
耳中スイッチを再加工し、ファインシルバーで塗装します。
乾燥後、粘度のある瞬間接着剤で接着し再度上よりファインシルバーで塗装します。
覗き穴・口空気穴を塗装します。
第3段階艶塗装に入ります。
その前に、陰影感塗装で少し大まかすぎる所や濃淡調整をしておきます。
先程、塗装したヘッド前面・グローブを乾燥後再度マスキングしておきます。
まずは、ブーツから塗装します。
ファインシルバー+CLKシルバーを1:1で調合し、塗装します。
本塗装第2段階に入ります。
その前に、オレンジ塗装をした箇所をきっちりとマスキングをしておきます。
このマスキングは、完璧にして置いて下さい。
本塗装に入ります。
3段階に分けて塗装していきます。
第1段階塗装です。
その前に、ヘッド前面とグローブにマスキングをしておきます。
これは、第2段階時のシルバー塗装時に一番明るくしたい為と、余分なオレンジ塗装が付かないようにするためです。
このキットは、いい感じにシワ表現は出来ているのですが、惜しい事にスジ彫りとスーツの繋目の表現が出来ていないので追加でスジ彫り入れ直しと繋目入れをしておきました。
本体電飾配線の最後は、上半身・下半身の連結部分でハンダ付け後、本体を接着します。
その際、ハンダ付け後必ずLEDの点灯チェックをしておきます。
接着後、隙間をエポパテで埋めておきます。
両目の複製が納得行かなかったので、原型から造り直し新たに透明レジンで造作しました。
完成の後、両目表面及びカラータイマー裏表に透明プライマーを塗布しておきます。
透明度が全然違ってきます。
①電飾用LEDを制作しておきます。
両目は、5mm電球色LEDを2個制作しハンダ付けしておきます。
カラータイマーは、5mm青色点灯と5mm赤色点滅LEDを制作しハンダ付けしておきます。
②両目LEDの配置は、ヘッド後ろのパーツを加工しヘッド前面パーツの目の中央部分にきっちり光が当たるよう
角度を調整しながら配置し、ゴム製ボンド(後で修正がききやすい)で接着します。
配線をボディー内部に通しておきます。
③カラータイマーLEDの配置は、ボディー中央に予め開けておいた穴にこれも後付けするカラータイマー
パーツの中央に光が当たるよう調整しながら配置し(写真では分かりづらいですが、青色LEDの方が赤色
LEDよりも前面に配置しています。この方が、光の当たり方が綺麗に出ます)、ゴム製ボンドで接着しま
す。
接着後、隙間に反射板用のアルミホイールを敷き詰め、光の拡散とLEDの配置安定を行います。
配線をボディー内部に通しておきます。
④ヘッド前面パーツを綺麗に加工し、先に内側・外側両面にレジン用グレーサーフェイサーを塗装しておき
ます。
その際、特に内側を塗膜を厚めに塗装しておきます。
これは、目を発光させた時に光が透けないようにするためです。
ネームプレートを制作します。
①透明プラ板にエポパテでウルトラマンロゴを造作します。
②240~600のペーパーで整形します。
③プラ板をロゴ外周に合わしカットします。
④アルミホイールで、プレートを貼り付ける土台の芯を造ります。
⑤土台は、隕石をイメージしアルミホイール芯の周りをエポパテで造作します。
⑥ロゴプレートを土台に貼り付け、全体のバランスを見ながら整形します。
第1洗浄後、よく乾燥させた後パーツの配線加工に入ります。
今回、両目の2箇所に電球色点灯LED・カラータイマーには青色点灯LED1箇所/赤色点滅LED1箇所を配置するため配線は、各LEDにつき2本の配線が必要なので合計8本の配線が通るように加工します。
配線加工をしやすくするために、パーツを首1箇所・足2箇所(両足共)切断します。
次に、ピンバイスとルーターを使用し穴あけ加工をしていきます。
足裏には、台座裏より本体固定のために直径3mm✕長さ8mmのステンレス製なべタッピング2本を打ち込んでおきます。
ご依頼品。
今回のご希望は
①目・カラーライマーの電飾
②「ウルトラマン」ロゴ・ネームプレートオリジナル制作
③カッコいいダメージ塗装
と言う内容でしたので、頑張りたいと思います。
今回のCCP製のウルトラマンは、全高30㎝あり対ザンボラー戦をイメージして原型制作されたものみたいですので、マスクのタイプはCタイプになります。
劇中のボディー・マスクの状態は、Cタイプに変わってまだ日が浅いので比較的綺麗な状態みたいですが、綺麗な感じよりもいい感じのダメージ感をご希望されていますので、その点を考慮に制作していきます。
それと、今回の素材がキャスト(レジン)ですのでソフビと違い本体中に空間が無く、硬い比重のある素材ですので加工に相当の技術が必要となります。
あらゆるテクニックを駆使してまいります。
①まずは仮組みをし、組み合わせ・ポーズバランス・素材変換の考慮・電飾改造の加工過程等を確認・思考して
いきます。
②ヘッド部分とカラータイマーは、透明パーツになっていますがレジンにありがちな黄色く変色する状態になっ
ていますので、目とカラータイマーは変色しにくい透明レジンを使い、新造したものに変換します。
目はヘッド部分に一体型となっていますので、まずは両目を切断します。
次に、目の位置につけたマーキング通りルーターを使い切断した目の部分に穴を開けます。
③この時点で、パーツの洗浄に入ります。
レジンの場合は、1回で済むという浸け置きの専用のクリーナーが有りますが、私は完璧にパーツについてい
る剥離剤を剥離さすため2回洗浄(ペーパー処理前後)しますので、クレンザーと中性洗剤を混合したものを
歯ブラシでこすりつけながら1回目の洗浄をしていきます。
その方が、奥まった所の処理と細かいパーツのチェックが同時に出来綺麗に仕上がるためです。
洗浄後、よく乾燥させます。